テクニカルデータ

支持体フィルム

透明+高伸縮+高強度+高浸透model2

貼付剤の支持体として優れた性能を持つポリエチレンフィルムを採用。
独自技術によりフィルム加工し、含水ゲルとの密着性を得ることに成功しました。

★推奨素材:マット加工済ポリエチレン
※不職布などの素材をご希望される際は、事前の検証が必要です。

★推奨厚み 40μm(PE)
※厚くする・・・製品の保形成は高まりますが、柔軟性が損なわれます。

~ ODT効果が期待できます ~

「密封療法」とは「ODT(=occlusive dressing technique)療法」とも言われ、皮膚の病変部に塗り薬を強力に効かせたい時に用いる療法です。
皮膚に軟膏やクリームを塗った後、ポリエチレンなどのフィルムで覆って密封します。

含水ゲル層

高い含水率による、特有のプルプル感、ひんやり感
「高含水ゲル」

70%以上の高い含水率が可能な高い含水ゲル。
ゲル層の厚み、強度、含水率、肌への密着性等は、ご要望に応じて調整可能です。
通常、含水ゲルには下記の基本構成成分以外に薬効成分や香料などを配合して製品化しますが、その種類によっては含水ゲルとの相性が悪くゲル層の白化、ゲルの結合不良などを引き起こす場合がございますので、事前の技術検証が必要です。

※含水ゲル層の基本構成成分

基本成分 適用法令 備考
精製水
ポリアクリル酸
ポリアクリル酸Na
食品衛生法、粧原基、
薬添基
水溶性ポリマー
粘着性
多価金属イオン アルミゲルなど 粧原基、日局 ポリマー架橋剤
多価アルコール グリセリン
PGなど
食品衛生法、粧原基、
日局
保水、経皮吸収促進
有機酸 酒石酸など 食品衛生法、粧原基、
薬添基、日局
金属イオン溶解助剤

★ゲルの厚み:1mm、1.5mm、2mm の対応が可能。分厚くすればプルプルとしたユニークな感触を得られるとともに貼付時の冷却効果が高まり、凹凸への密着性が変わります。

薬効成分の添加

★ 含水ゲル層への添加が可能な薬効成分の例
植物エキス、ヒアルロン酸、アルコール系香料、水溶性コラーゲン、ビタミンE、プラセンタ、セラミド、ビタミンC、アロエ成分、鉱物など
<※備考>
薬効成分の種類添加量によっては含水ゲル層との相性が悪く、ゲル層の安定低下や、ゲルの結合不良などを引き起こす可能性がありますので事前の技術検証が必要です。

皮膚刺激性

★ ヒトパッチテストにより含水ゲル、支持体フィルムともに皮膚刺激性がないことが確認できています。pack2

【試験方法】

  • 被験者:18歳以上60歳未満の日本人男女20名
  • 貼付:背部への24時間閉塞貼付の後、目視判定
  • 試験機関:株式会社ニコダームリサーチ
  • パッチテストユニット:ICDRG基準
  • 対象物質:注射用蒸留水、白色ワセリン
【試験結果】 判定時期 皮膚刺激指数 分類
含水ゲル 除去直後 0.0 安全品
除去24時間後 0.0 安全品
ウレタンフィルム 除去直後 0.0 安全品
除去24時間後 0.0 安全品

~ 第三者機関による菌検査・チャレンジテストも検査済み ~

イージーピールタイプのカップシール包装が可能になりました。

  • pack3輸送時の商品の安定性
  • 更なる品質の向上
  • 外観の美しさ

【タイプ】
透明タイプ・・・透明感、みずみずしさの演出
アルミタイプ・・・遮光性、また、高級感の演出